こんにちは。
はっしーです。
AIの導入で人間の仕事が奪われる。というような記事も目にしたりしますので、型枠大工に対しても将来への不安を持っている方もいるでしょう。
将来を正確に予測することは難しいですが、
型枠大工の将来性について当サイトの見解をご紹介しますので、参考になさってみて下さい。
建築工事の受注高推移
このグラフは、国土交通省が発表する建設工事受注動態統計調査から、WEBサイト「BUILT」さんが作成した資料です。
3色に色分けされた真ん中、緑の部分が建築工事・建設設備工事の受注高です。
2016年をピークに頭打ちになっていることが分かります。
日本は今後、人口減少傾向にあるので需要が増えることは考えにくいでしょう。
型枠大工は、新築工事の仕事がメイン
建設業では、新築のほかにリフォーム業も大きな市場ですが、型枠大工はほぼ新築工事が専門になります。
一般住宅では、基礎工事
ビルやマンション、テンナントなどのコンクリート建築が専門の仕事ですから、
新築工事の着工件数が減ると型枠大工の需要も減る傾向にあると言えます。
その点では、型枠大工は仕事の規模感は大きいですが、建設業界全体で見たときリフォーム工事に関わる業種ではないため、仕事の幅は限られているという見方もできます。
建設業界は景気に左右されやすい
あと、建設業界は景気に左右される面もあります。
景気が良ければ需要も増えて人手不足になりますし、景気が悪化すると仕事が減ります。
これは型枠大工に限った話ではありませんが、
コンクリート建造物を建築する際に、型枠大工は核となる業種の一つですから将来性は景気次第という面もあります。
型枠大工はすぐになくなる仕事ではない。
AI化が進むと、人間の仕事が奪われると言われていますが、
具体的には、主に中間管理職などのデータ・システムで代替え可能な仕事がなくなると予測されています。
銀行員の仕事は近い将来なくなると言われています。
実際のタイミングはわかりませんが…
建設関係の技術職は、近い将来なくなるとは今のところは考えにくいです。
もちろん30年後、50年後はわかりませんが…
都会の方が需要が多い
型枠大工はコンクリート建造物を建築する仕事ですから、地域によって需要が大きく変わってくることは考えられます。
東京、大阪、名古屋など…
都市部の方がビルやタワーマンションなどの高層の建築が盛んですから、都会の方が需要が多いでしょう。
この点は、人口も影響してくるでしょうから、型枠大工に関わらず建築・土木に共通して言えることと思いますけどね。
親会社次第という見方も
型枠大工の将来性で、もう一つの側面からみると
型枠大工の施工業者は、そのほとんどが下請け業者です。
型枠大工はコンクリート建造物を建設する
- 建設会社
- 工務店
- ゼネコン
など、元請けから仕事を受けて施工します。
という事は、その型枠会社の元請けにどれだけ仕事があるかによる影響が大きいでしょう。
さいごに
それで、将来性があるの?ないの?
ということでまとめますと、
将来性が高い職業とは言えません。
しかし、簡単に仕事がなくなることは考えています。
今後、人口減少と技術革新が進む中で
どんな職業でも将来への不安は付きまとう時代ですが、
職人の高齢化、若手の人材不足で直近では型枠大工の需要が高まる可能性は十分考えられます。
建設業は数十種類の業種がありますが、それらの業種の中で型枠大工は日給・給料が高めですのでチャレンジしてみるのもありでしょう。
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