建築・土木業界にはパワハラやイジメはあるのか。という点について
ココでは僕の経験も交えてお伝えしたいと思います。
最初にこのブログの管理人について
その前に、「お前は何者だ?!」という点について
簡単に僕のことをお話ししますと、
過去に設備屋、塗装屋、舗装・土木系の仕事を経験してきました。
中でも一番長かったのが、舗装屋です。
ゼネコンの下請けで道路工事専門のような会社も経験しましたし、民間の一般住宅の庭工事が専門の会社にもいました。
30代半ばからは、企業のHPを作ったり
ネットを中心に仕事をしています。
いま現在、僕は40代ですが、
同世代の周りの友人・知人は、土木・建築関係で働く人が多く、中には起業して自分で会社をやっている人や、一人親方として独立してバリバリ働いている人もいて、そのような方のHPを作って集客のお手伝いをさせて頂いていたり、求人のお手伝いもさせて頂いていることもあり、最近の建築・土木業界の事情もある程度わかっているつもりです。
いじめ・パワハラはあるのか…について結論
あります。
私は、建築・土木業界以外は葬儀屋やスーパーのアルバイトくらいしか経験がありませんが、
他業種の話やネットのニュースなんかを見る限りは、
土木・建築業界だからイジメやパワハラが多いのかというと、個人的には「そんなことはない」と思います。
もちろん、中にはいじめやパワハラをしている人間はいるでしょう、しかし仕事ができたり真面目にやっていれば周りから認められやすい業界ですから、ある意味わかりやすいと思います。
また、仕事が身につけば年齢による上下関係は割と気にならなくなるでしょう。
年上だからとか、入社年度が古いからといって高圧的に接してくる上司や先輩は僕の経験や聞きかじった他業種の事情と比べても少ないのではないかとすら思います。
私がこれまで見たいじめについて
私の実体験を少しご紹介しますと、塗装屋が1社、設備屋は2社、舗装・土木は5~6社ほどお世話になった経験があります。
僕の体験では悪質ないじめ。というものは見たことがありません。
実際、嫌われている人は何人かみてきました。
しかし仕事以外のプライベートで付き合いがないとか、必要以上に会話しないとか、そんな程度でした。
そんなことは建築・土木業界以外でも普通にあることでしょう。
私が体験したパワハラ
割と転職してしまった方だと思いますので、
人より多くの会社で働いた経験のある私の実体験で言いますと2社でパワハラを経験しています。
20代前半から半ばの話で、当時はパワハラという言葉自体ありませんでしたが、
思い返すと今でいうパワハラにあたる2回の経験をココでご紹介したいと思います。。
徹底したムシ!土木会社の超ベテラン班長
19歳くらいだったと記憶していますが、
土木会社で働いたとき、
その会社はたしか作業員は7人くらいだったはずですが、現場のトップは超ベテラン班長のおじいちゃん(名前忘れた。笑)でした。 60代後半くらいに見えました。
親子以上の歳の差もあり、優しいおじいちゃんというような感じでかわいがってくれました。
半月ほど経過したころだったと思いますが、
いつものように超ベテラン班長が僕に支持を出してきたのですが、当時土木初心者だった僕でもわかるような明らかに間違った支持を出してきたのです。
勘違いだったのかもしれません…
なので、僕は「いや、こうじゃないですか?」みたいな感じで指摘したんです。
それが気に障ったようで、機嫌を損ねてしまったんですね。
僕も決して上品な方ではありませんが、別に反発したつもりはありませんでした。(今の記憶の中では…苦笑)
でも、僕の一言でへそを曲げてしまった超ベテラン班長さんは、その後一切口をきいてもらえることはありませんでした。
このベテラン班長のパワハラは、徹底したムシでした。笑
その日の現場が終わり、土場に帰って片付けして帰るときに「お疲れ様でした。」と言ってもムシ
翌日には機嫌も直ってるだろうと「おはようございます」といってもムシ
現場に行く前に、段取りを聞いてもムシ
現場に行って、支持を仰いでもムシ
この会社、他に従業員もいましたがベテラン班長以外、現場の工程を知る人がいなかったのです。
なので、他の従業員に聞いても「班長に聞いて」「班長じゃないとわからない」という感じでした。
結果的に僕はどうしたかというと、1週間もそんな状態が続いたのでアホらしくなって辞めました。
僕が「ごめんなさい」と言えば済んだのか?
当時どこかのタイミングで謝ったような気もするし、謝らなかった気もするし…その辺の記憶は定かでない。
1人ターゲットがいないと精神を保てない部長
もう1つの経験は、とある舗装屋
一般住宅の外構工事がメインで、工事する人間は6人くらいだった。
現場を仕切っていたのは部長で、僕は当時24歳でその会社で最年少。
一回り上という話を記憶しているので、部長(Iさん)は36歳だったと思います。
社員のなかで他に36歳・舗装未経験の人(Yさん)がいたのですが、
その人、部長と同い年なのに毎日こっ酷く怒られていました。
たしかにちょっと抜けた部分があった人だったと思いますが、そんなに怒る?という感じ。しかも毎日…
2か月3ヵ月と続き、そのYさんは精神的に病んで辞めていきました。
この舗装屋、恐ろしいほど忙しく朝7時出社で毎日「今日のうちに帰れるのかな…」というくらいで、夏には皆ゲッソリしていました。
皆ストレス溜まっていたんだと思いますが、部長と同い年のYさんが辞めてしまったあと、矛先は最年少の僕に向けられました。
そう。誰か一人をターゲットにしてストレス発散していたのです。
ハッキリ言って、毎日投光器をつけて20時や21時まで現場で汗かいて働きながら土場に帰って次の現場の段取りとか日報とか毎日事務仕事と合わせて15時間とか16時間労働はモチベーション維持にも苦戦します。
そのうえ、部長のターゲットにされ疲弊していた時、
当時付き合っていた彼女と別れたんです。苦笑
一気にモチベーション下がって、それがきっかけとなり1~2か月後だったと思いますが「だったら辞めるわ」みたいな感じで揉めて辞めました。汗
20代前半のことで、態度も悪かった部分はあると思いますし仕事だってまだまだ半人前でした。
だから僕にも非はあったのかもしれません。自分を正当化するつもりはありません。
ただ、これは建築・土木業界だから起きた特別な出来事ではないと思います。
実体験では葬儀社の方が陰湿だった。
2つの実体験をご紹介しました。
実際、僕は大手の葬儀社でも働いた経験がありますが、
個人的な印象としては、その葬儀社の方がよっぽど陰湿でしたね。
派閥があってギスギスしてるし「この人、性格悪いわぁ~」って思うような人が一人や二人ではなかった。笑
もちろん、とっても人柄が良い先輩もいましたが「陰湿」という言葉がシックリくるような雰囲気だったなぁと。
世間で言われる大企業。という会社に入社したのはこの葬儀社だけですが、大企業は大企業で大変だなと感じましたね。
業界的にイメージが悪い?たしかに最初は厳しいと感じるかもしれない。
業界的に、言葉遣いが荒い人や口数が少なく不愛想に見える人は少なくありません。
ただ、一緒に働いてみると「人見知り」「コミュニケーションが苦手」なだけ、という人が多いんだなというのが分かります。
仕事は現場一つひとつが真剣勝負なので、怒鳴られることもあるでしょう。
でも、現場から一歩離れると普通に会話しているし、まじめに取り組んでいるだけで認められやすい業界だとも感じています。
学歴不問の業界だから逆に評価されやすい
作業服を着て現場で働くのは業界的に「職人になりたい!」と夢見て入社してくる人材が少ない業界です。
「他に仕事がないし」と仕方なく入ってくる人も割と多い業界だと思います。
言われたことをやろうとしない、すぐにサボろうとする。
という人だって何人も見てきました。
だからこそ、寡黙(かもく)に取り組んでいたり真剣に仕事しているだけで評価してくれる業界だと個人的には思います。
まとめ
僕の体験談も交えてお伝えしてきましたが、
建築・土木業界だからと言ってイジメやパワハラが多いとは個人的には感じていません。
手に職さえ身につければ認めてくれる業界ですし、ある程度仕事ができるようになると先輩とか後輩はあまり関係なくなります。
実際、僕は舗装の仕事をある程度できるようになったとき、敬語を止めました。
敬語を止めたのには理由があるのですが、慣れると割と気楽に仕事ができる業界だと思いますよ。
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