土木工事と言っても道路工事から下水、河川、橋、ダム、トンネルなどいろいろ。
その中でもここでは道路工事の一連の流れと道路工事に関わる仕事をご紹介します。
道路工事に関わる仕事は土木と舗装業者だけではありません、様々な職種がありますので「土方ってどんな仕事?」と疑問に感じている方から土木業界への就職や転職を考えている方の参考になれば幸いです。。
道路工事に関わる職種
土木会社
道路工事における土木会社の仕事は、道路を新設する際に土壌を掘削したり、反対に盛り土して砕石を入れるところまでが一般的な仕事です。
簡単に言い表すと、
舗装する前までが仕事です。
土木は道路のほか河川・ダム・橋・下水道・ゴルフ場・トンネルなど。
出張の多い会社は道路よりこちらがメインになるでしょう。
舗装会社
国道から生活道路までアスファルト舗装がメインです。
(舗装は交通量や場所によって何層にも敷きます。)
大手ゼネコンの下請け企業が多く、中には協力企業として100%ゼネコンの下請けの会社もありホームページを持っていないケースも。
北国の場合、冬は除雪で春先は道路維持(除雪で傷んだアスファルトの補修)の仕事がメインに。
特徴
- 道路やビルなどの工事が多いため一つひとつ工期が長い
- 重機がメインになる仕事が多く体力的に楽なことも多い
- 予算や工期にもよりますが、残業もあまりない
石工
道路の縁石やインターロッキング、河川のブロックなど石の施工全般でおこなっている業者。
縁石並べるの早いし、めっちゃガタイいい人多い。
というか100kgくらいある縁石を一人で抱えて並べていくから、ガタイ良くないと無理っぽい。
アスファルト切削業者
アスファルト切削機械で古くなったアスファルトの表層を切削する仕事
因みに
集じん装置の後ろの部分が下りて道路を切削。
鼻のように伸びた部分がベルトコンベアになっていて切削したアスファルトをダンプに積み込む
車通りが多い道路は基本的に夜勤になる。
現場には重機とオペレーターのみで、業者が少ないのか各地を転々としている模様。
重機のオペレーター
土木会社でも舗装会社でも、重機オペレーターがいる会社もあります。
重機会社だったり大型ダンプがメインの会社だったりしますが、
個人で重機を持ってオペレーターとして仕事をしている人もいます。
大型ダンプ
大型ダンプは残土や砕石、アスファルトなど運搬しています。
雪の降る北国では、冬除雪の仕事をします。
警備員
警備員は、現場への出入りや通行する車の誘導などの仕事です。
立ちっ放しのうえ、交通量の少ない現場では動くことがないので向き不向きがあります。
ライン屋さん
道路の白線を引く仕事です。
車道のほか駐車場や道路標識の設置、点字タイルなどの仕事。
道路は交通量が増える前に施工するのが一般的で早朝の仕事も多い。
道路清掃
道路やトンネルなどの清掃、道路維持管理業務を行う業者です。
ブラシがついてる黄色い車がそうです。
道路維持メインの企業は発注者が市町村。
公私混合企業の場合は給料が良いです。
私が昔話を聞いた会社は「給料が高いか安いかはわからないけど、みんな家を建てている」と言っていました。
それが全てでしょ。笑
さいごに
いかがでしょうか。
道路は私たちが生活するうえで欠かせないインフラです。
道路工事と一言でいってもこれだけの職業があります。
(抜けている業種があったらごめんなさい。コメントで指摘して頂けると幸いです)
道路工事の仕事を探すうえでも参考になれば幸いです。
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