土木舗装業界で15年ほど過ごしてきました。
ちなみに転職も何度かしたので1社だけではありません。
そんな経験から、土方の仕事がきついと感じる点と土方が続く人、続かない人をあげてみますので、
- これから土方で働こうかなと考えている人
- 他の業界から土方へ転職を考えている人
に参考になれば幸いです。
土方の仕事がきついと感じる5つの点
土木仕事がキツイと感じる点は、主に下記の点です。
①朝が早い
現場は8時からでも段取りして現場に向かうため出社は7時になる場合がほとんど。
7時出社は早起きが苦手な人にはきついです。汗
毎日なので慣れると思いますが…。
それに若いころは早起き苦手でも、続けていって歳をとると自然と早寝早起きになってきますけどね。
②体力がないと“最初は”キツイ
土方は基本的に肉体労働です。四六時中つらいという訳ではありませんが、体がなれるまでに1~2か月はかかるでしょう。
まずは最初の1ヵ月、頑張れるかどうかがカギ。
③夏の暑さ
外仕事ですから夏は暑いです。特に舗装屋は炎天下の中でのアスファルト舗装はきついです。
アスファルトはプラントから出荷して現場に到着したころは140~150℃くらい。
上からの日差しと、アスファルトの熱気で真夏は特に汗だくです。
反対に、冬の現場は寒いですが。
④人間関係
建築土木系はチームで作業します。仲間とのコミュニケーションが苦手な人はきついでしょう。
⑤職人の気性が荒い
気性の粗い人や言葉遣いが荒い人が多い業界です。怒られるたびに落ち込んでいたら精神的にきついでしょう。
実は言葉足らずだったり、人見知りなだけで良い人も多いです。
土方が続く人、続かない人
どんな仕事にも向き不向きはあるでしょう。
ここで土方の仕事を続けるために必要なことを2点にまとめました。
①カラダがなれるまでの根性が必要
体力仕事なので、身体がなれるまでの1ヵ月くらいは筋肉痛でツラいでしょう。
土木・土方の仕事と言って、毎日きつい仕事なわけではありません。
機械仕事もありますし、休憩もとれます。
ただやはり、体がなれるまでの根性がなければ続かないでしょう。
②仕事を覚える努力が必要
土方の世界は実力の世界です。
(とはいえ、どこの世界も一緒ですが…)
最初は怒られることもあるでしょう。
職人には気性の粗い人もいますから、体力面より怒られることにきついと感じる人もいます。
ただ、仕事を覚えてしまえば怒られることなんてなくなりますし、年齢より実力で評価される世界なので、仕事を覚えてさえしまえば人間関係の付き合いも楽になります。
続くか続かないかの点は以上の2つ
実際に働いていてこの2つの点が最初の分かれ道かと感じます。
土方は他に仕事がないから仕方なく働いている人や、いやいや働いているような人もいますから。
土方の仕事はやる気次第で稼げる
土方の仕事は資格を取得してキャリアアップすることも可能ですし、独立/起業する人もいます。
そのうえ見習いでも年収300万くらい稼ぐこともできる仕事です。
仕事を初めて、自分が将来どんな人になれるかは、5年10年先に入った先輩を見てみましょう。
また、元請けの社員や社長などにどんなキャリアを積んできたのか聞いてみるのもおすすめです。
建築土木の世界で独立する人は、「人間関係が大事」と言います。
先輩方のアドバイスを聞いて将来設計してみるのも良いでしょう。
向き不向きのある業界
接客が好きな人、体を使うのが好きな人、性格も人それぞれですし職業も色々あります。
人には向き不向きがありますから、きつくてしんどいと感じるなら他の業種を探すのも良いでしょう。
転職には神経も使いますし大変なこともありますが、自分に合った仕事を見つけた方が自分らしく働けるはずです。
さいごに
土方の仕事のキツイ点を主に紹介してきましたが、数か月で身体も慣れてきますし60代や70代になっても現場で活躍している人もいます。
接客業は向いていないけど、土方もちょっとと思う方は工場の仕事も一つの選択肢になるかと思います。
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