こんにちは。はっしーと申します。
私は建設業界で約15年ほど現場で働いていました。
塗装屋で働いていた経験もあります。
このページをご覧になっている貴女は、すでにご存知と思いますが、
建築現場で活躍する女性が増えています。
なかでも塗装屋で働く女性が増えていて、YouTubeなんかでも「塗装女子」で検索すると動画が上がっていたりしますよね。
そこでこちらでは、実際に塗装屋で働いたことのある私の体験も踏まえて、
女性が塗装屋で働く上で事前に知っておきたいことや、女性が塗装屋の就職先を探す際にチェックすると良いポイントをご紹介します。
塗装女子を目指す方へ、参考になれば嬉しいです。
塗装屋は女性でも働ける?活躍できる?
塗装屋の仕事はビルや店舗、マンションなど大きな建造物から、一般住宅まで様々です。
塗装屋の具体的な仕事内容については下記の記事を参考になるかと思いますので、お時間があるようでしたら後ほどご覧ください。
塗装屋は女性に向いてる?建築現場の仕事の中でも力仕事は少ない
建築の仕事は、3K(きつい・汚い・危険)と言われますが、
数ある建築業の中で塗装屋は体力面では楽な方です。
とはいえ、一斗缶(塗料の入った四角い缶)は約18kgあるので、ある程度の体力は必要になりますが女性でも十分活躍できます。
女性が塗装屋の仕事を始める前に知っておきたい5つのこと
ここから、女性が塗装屋で働く前に知っておきたい5つのポイントをご紹介します。
- シンナーの匂い
- 塗料が付着する
- 現場によっては高所作業も
- 日焼けする
- 仕事場のトイレ問題
それでは、一つひとつ見ていきましょう。
シンナーの匂い
塗料を扱うのでどうしてもシンナーの匂いがあります。
塗装する際は養生する(塗装しない部分をビニールで覆う)ので、屋内の場合はシンナーの匂いが充満することもあります。
塗料が付着する
作業服がペンキで汚れることは当然ですが、塗料が手に付着したりしますし、ロングの方なら髪に付着してしまうこともあるでしょう。
刷毛やローラーは使い捨てじゃないので、作業が終わればシンナーで洗って塗料を落とします。
肌の弱い女性なら肌荒れすることもあります。
刷毛やローラーの掃除はゴム手袋をして洗えばいいんですけどね。
現場によっては高所作業も
外壁や屋根を塗装する際は、足場を組んで仕事をすることになります。
危険を伴う高所での作業も塗装屋では避けることができません。
新築物件なら足場鳶が足場を組みますが、
一般住宅のリフォームで壁や屋根の塗り替えをするときは塗装屋が足場を組みます。
日焼けする
屋内の現場もありますが、外壁や屋根の塗り替えなど太陽の下で仕事をします。
日焼け止めを塗ったとして汗をかくと落ちるでしょう。
ある意味健康的とも言えるのですが、日焼けを完全に防ぐことは難しいです。
女性用トイレを設置する現場も増えていますが…
最近では、大きな建築現場(ビル・マンション・店舗・立体駐車場など…)では男性用と女性用の簡易トイレが設置されるケースが増えています。
ただ、問題は一般住宅の場合。
そもそもトイレ自体ないのが普通。
ペンキがついた作業服でお客さん宅のトイレを使わせてもらう訳にも行きません。
公園やコンビニのトイレを利用することになります。
女性が塗装屋の就職先を探す際にチェックするべき3つのポイント
求人情報や面接だけでその塗装屋を判断するのは難しいですが、
女性が塗装屋の就職先を探す際に、チェックしたい3つのポイントをご紹介します。
- 通勤しやすい塗装屋
- すでに女性が活躍している塗装屋
- 男女平等に評価してくれる塗装屋
それでは、一つひとつ見ていきましょう。
通勤しやすい塗装屋
建築の仕事は、朝が早いです。
朝出社してから作業車で現場に行くので、自宅から通いやすい方が良いでしょう。
すでに女性が活躍している塗装屋
塗装屋の求人情報には「女性活躍中」と書いている会社もあります。
塗装の仕事をする女性が増えているといっても、一昔前は男性社会です。
一度も女性を雇用したことのない塗装屋はまだまだ多いです。
すでに女性を雇用している塗装屋の方が、女性が働く環境が整っている可能性が高いです。
男女平等に評価してくれる塗装屋
男女平等に評価してくれるかは、求人情報だけではわからない部分です。
だからといって面接で「女性も適正に評価してくれますか?」と聞いても「いいえ」とは言わないでしょう。笑
面接だけで判断するのは難しいですが…
さいごに
いかがでしたか?
塗装の仕事に関わらず、どんな仕事にもメリット・デメリットはありますし、人によって向き不向きもあるでしょうけど、何かを作り上げるという意味でやりがいのある仕事と言えます。
塗装屋も会社の大小があり、実際に働いてみなければわからない部分も多いと思いますが、今はネットで評判や口コミも確認できる時代です。
気になる会社があれば、「●● 評判」「●● 裁判」「●● パワハラ」などセクハラやパワハラなどの問題点がないか、ちょっとしたひと手間なので調べてみるのも良いと思います。
塗装は手に職がつく仕事ですし、やってみなければわからない部分も多いでしょうから、興味のある方や迷っている方はチャレンジしてみても良いのでは?と思いますよ。
この記事を読んだ方のコメント
コメント一覧 (2件)
女性職人さんのご活躍を尊敬しております。
私はベンチャー老人間中と申します。アドグリーンコートという製品のメーカですが、最近SDGs(エスディジーズ)という運動に興味を持ち始めたことから、やはり塗料業界のVOC対策に疑問が多くなり、メインとする塗装は水系塗料を定番化したいとの思いが強くなっております。塗装業界のお取引先様や仲間からはさめた目で見られそうですが、地球にも人にも優しい水系塗料の定番化を進める仲間を探し始めたところです。御社に興味を持ったことから一度訪問することをお願いしたいと思いました。これは決して遮熱塗料の売り込みではなく、水系塗料を定番化するための社会へのインパクトとして皆さんの意見を聞きたいのが本音です
宜しければ、ご検討ください。
間中様
コメントありがとうございます。
環境に優しい塗料を扱ってらっしゃるんですね。
そういった塗料の存在や取り組み、知りませんでした。
勉強になります。
ありがとうございます。
たしかに塗装業というとシンナーを扱うので人体への影響を心配する声もありますからね。
環境に配慮したVOC対策は職人さんの健康にも良い影響を与えると思いますし素晴らしい取り組みかと思います。
コメントを拝読させて頂き、
私の方でも何かご協力できることがあるかと考えてみたのですが、
当ブログで何か記事にさせて頂くことはできるかもしれません。
私は個人でこのブログを運営しており、過去に働いた経験や現在現役で仕事をしている職人さんに話を聞いて、その仕事に興味がある方に発信している立場ではありますが、
情報交換させて頂けるなら、こちらのお問い合わせフォーム、またはTwitterのDMも開放しておりますのでご一報いただければと存じます。