こんにちは。
はっしーと申します。
私は建築土木業界で約15年ほど働いていました。
こちらでは、建築業界の塗装屋について仕事内容をご紹介していきます。
塗装屋の仕事内容にご関心をお持ちの方は、ぜひ参考にしてみて下さい。
建築塗装の仕事内容
建築業での塗装屋の仕事内容は、建造物にペンキを塗る仕事がメインです。
建築物は、ビル・マンション、商業施設からアパート、一軒家まで塗装作業の全てをカバーします。
また新築だけでなく、中古物件の外壁・屋根など内装・外装に関わらず塗り替えの需要があります。
また、リフォームでは塗装する前に古い塗装やサビを落としたり、傷や凹みを埋めるような作業や、仕上げの前には下地を塗るような作業もあります。
塗装する材質や用途によって仕事の工程が若干変わります。
塗装屋に求められる職人の技術
塗装屋の職人として求められる技術についてご紹介します。
- 塗る技術
- 色調の技術
- 塗料選びの知識
この3つについて詳しく見ていきましょう。
塗装技術の種類(刷毛・ローラー・吹き付け)
塗装は基本的に、刷毛、ローラー、吹き付けのいずれかの方法で施工します。
塗装屋で見習いから働くと、まずは刷毛を覚え、ローラー、そして吹き付けを覚える流れが一般的です。
刷毛とローラーは同じ工程で行うことが多く、四隅や細かい凹凸の部分は刷毛で塗り、面積の広い部分はローラーで塗ることが多いです。
材質に合わせた塗料を選ぶ技術
コンクリートや鉄骨など、素材によって使用するペンキが違います。
塗装には見た目を綺麗にするだけでなく、サビなど腐食を防ぐ効果もあります。
基本的にこの素材にはこの塗料を、といったような答えがありますが、お客さんと接するならこの素材にはなぜこの塗料が必要なのか、しっかり説明できるだけの知識が求められます。
塗料を合わせて色を作る技術
ペンキの色の種類が多いのであまり求められる技術ではありませんが、リフォームや修繕など、一部を塗装する際には既存の色合いと同じ色を作る技術が求められます。
塗装屋見習いが最初に覚える仕事
塗装屋で見習いが最初に覚える仕事は養生です。
養生とは、ペンキを塗らない箇所をマスキングテープやガムテープ・ビニールを使って塗料がつかないように保護する作業です。
養生をしっかりすることで、素早くペンキを塗ることができます。
塗装する箇所
塗装工が塗装する箇所は大きく3つです。
- 外壁塗装
- リフォーム(屋根・壁など)
- さび止め塗装
それでは一つひとつ見ていきましょう。
外壁塗装
基本的に新築の場合は、外壁塗装の工事が多いです。
下地を塗り、中塗り、上塗りで塗装を仕上げていきます。
外壁や屋根の塗装(リフォーム)
塗装屋は、屋根や外壁塗装のリフォーム案件も多いです。
リフォームの場合は、養生して塗装する前に
- 足場を組む
- 高圧洗浄でホコリや油汚れを取り除く
という工程が先に来ます。
さび止め塗装
階段や手すりなど、さび止め塗装の塗り直しの際は、最初に剥がれかけた塗膜や浮き錆びを皮スキで取り除き、研磨タワシでこすって清掃します。
サビを落としてから養生して塗装という流れになります。
塗装屋の仕事の流れ
塗装屋の仕事は、養生から始まります。
ビニールシートやマスカー、ガムテープなどを使って塗装しない部分に塗料が付着しないように養生します。
塗装の仕事は、実際に塗装する工程より養生の方が大事だし時間がかかることは珍しくありません。
時間をかけてしっかり養生するからこそ、素早く塗装していくことができます。
状況に応じ、2度塗り3度塗りして乾いたら
養生を剥がして終了という流れになります。
塗装屋は残業多い?
塗装工の仕事自体、残業が多い職業ではありませんが、
仕事が詰まっていたリ、工期が遅れていたりすると残業もあります。
塗装屋の仕事って夜勤はある?
現場の都合によっては夜勤もあるでしょう。
しかし、塗装工は基本的に夜勤の多い仕事ではありません。
塗装屋で働くにはどうしたらいい?
参考:小澤塗装(岩国)
塗装工の仕事は、基本的に資格や学歴、年齢などの条件は求められません
やる気があれば就職先は見つかる業種です。
ただ、建築や塗装に関する専門学校や、能力開発センターや職業訓練校などの塗装コースで基礎的なスキルを身につけると就職に有利に働く場合があります。
塗装屋の採用面接でのアピールポイントは「やる気」
年齢や資格、学歴不問の業界ですが、未経験で塗装屋に就職するなら「やる気」が大事。
建築業界は慢性的な人材不足です。
その分採用へのハードルは低い傾向にありますが、簡単に止めていく人も少なくありません。
多少つらいことも乗り越えられる「根性」や「やる気」をアピールすると良いでしょう。
塗装工の資格
塗装屋で職人になるために必須の資格は特にありません。
現場で作業するうえで
- 足場の組み立て等作業主任者技能講習
- 有機溶剤作業主任者技能講習
- 玉掛け
- 小型移動式クレーン
など技能講習を受講する必要がありますが、最初から必要はありません。
また、国家資格では「塗装技能士」というものがあります。
実務経験を積んで資格を取得するとスキルアップに繋がります。
さいごに
いかがでしたか。
建築業界での塗装屋の仕事内容をご紹介してきました。
塗装屋は建築物の仕上げ仕事なので、目に見えてやりがいを感じられる仕事の一つです。
また、近年では塗装屋で働く女性も増えています。
塗装屋は新築だけでなくリフォーム物件の仕事もあり広く需要のある仕事でもあります。
建設業界でどんな業種を選ぼうか迷っている方、塗装屋のことをもっと知りたい方は下記の記事も参考にしてみて下さい。
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