- 「SEOでホームページの検索順位を上げたい」
- 「新築やリフォーム工事をホームページから受注する方法を知りたい」
- 「建設業のSEO対策とは、どんな方法?」
- 「SEO対策は自社でもできるの?」
新築からリフォームまでハウスメーカーや工務店さんはもちろん、建築、土木の施工会社を中心にSEO対策でホームページの検索順位を上げて集客に繋げる仕組みや方法をご紹介します。
こんにちは。
橋と申します。
建築・土木業や葬儀業など検索順位を上げて集客をお手伝いしてきました。
現在も複数の企業様のSEO対策をお引き受けしている経験から、建設業がホームページのSEO対策にどのように取り組むと良いのか?
ご紹介します。
特に、一般の顧客から受注を伸ばしたい建設業(ハウスメーカー・工務店・リフォームをおこなう施工会社など)の方は参考にどうぞ。
ホームページ運用・WEB集客・SEO対策に関するご相談承ります。
御社のWEB担当として運用もお引き受けしております。
SEO対策とは
最初に触れておきます。
Googleはホームページを様々な側面から判定し検索順位を決定しています。
(200以上の項目と言われています)
その順位は日々変動しており、またアルゴリズムのアップデートを繰り返し大きく変動することもあります。
(2020年は5月と12月にコアアップデートがありました)
SEO対策はホームページの
- 内部SEO
- コンテンツ
- 外部SEO
と大きく3つに分類され、ホームページの目に見える部分だけではありません。
参考:検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド:Google検索セントラル
検索順位を上げたい効率的にアクセスを増やしたいならSEO対策を無視することはできません。
【重要】SEOは相対評価
SEO対策とは、相対評価です。
企業や個人に関わらず
- 注文住宅 名古屋
- リフォーム 八街
- 新築 周南
などなど…
「このキーワードで検索順位を上げたい!」というホームページやブログはすべて競争しています。
なので「そのキーワード」で上位表示できるかどうかは、他の企業や個人のWEBサイトがどれだけ競合しているのかによって難易度が変わります。
このブログも同じです。
検索順位を上げるために、公開した記事の検証と改善を繰り返しています。
建築・土木業にSEO対策が必要・不要の判断基準って何?
建築・土木業など、建設業のホームページにSEOは必要か?
これは、不要な場合もあります。
- 検索結果に上位表示して集客したい
- WEBから集客を安定させたい
- 見込み客に効果的に宣伝したい
など、あなたの企業の商圏において特定のサービスに関するキーワードで上位表示したい場合はSEO対策が必要になります。
- 会社名で検索された際に表示されれば良い
- 広告で集客する
- 名刺代わりにホームページがあれば良い
これらのケースでは、SEO対策に取り組む必要はありません。
会社名で検索しても表示されない?
会社名で検索して表示されないケースがあります。
SEO対策の集客における効果とは
SEO対策って実際にどんな効果があるのか?
具体的に5つにまとめましたのでご確認ください
見込み客を効率的に集客できる
SEOを頑張る理由として最も効果があるのが集客力です。
見込み客は、何か問題を解決したいと考えて検索します。
建築・土木業であれば、
- 新築を建てたい
- こだわり注文住宅を建てたい
- 家をリフォームしたい
- 水回りをリフォームしたい
- 雨漏りを修理したい
- 庭をきれいにしたい
という目的で、建設業者を検索します。
SEO対策で上位に表示されていると、見込み客が比較して検討する選択肢に入ることができ、順位が上であるほど問い合わせをいただく確率も高まります。
元請けとして仕事を受注できる
もう1点は、上記の理由と似ていますが、
一般のお客さんから直接、工事の依頼を受けるので元請けとして仕事ができるようになります。
もちろん、工務店やリフォーム業者が下請けの施工会社を探す目的で検索する場合もありますが、基本的にはエンドユーザーから直接仕事を受注できるのがSEOの醍醐味になります。
受注の安定化と先行きの見通しを予測しやすい
SEO対策は他のWEB集客に比べても先の予測を立てやすいのも特徴です。
- 先月より順位が上がったから、今月は多く問い合わせが来るだろう
- 去年の今頃は20件受注したから、今年も同じくらいの受注になるだろう
というようにおおよその予測ができます。
営業コストを削減できる
SEO対策がうまくいくと、集客力が飛躍的にアップします。
月に10件、20件の受注を獲得しようとしたとき、営業マンは何人必要になるでしょうか?
もちろん、問い合わせをいただいた後の面談や契約には人員を割く必要がありますが、「見込み客を見つける」というもっとも難関な業務を低コストでほぼ自動化できます。
会社の大小関係なく集客できる
SEOはホームページの出来やWEB周りの対策で評価されるので、企業の大小や個人事業主だからといった実際の規模は大きく影響しません。
もちろん、大企業の方が知名度があったり大きな資金を投下しスタッフも増員できるなど有利に働く点もあります。
しかし、今まで下請けのみで施工してきた会社がWEBの集客で元請けになったケースや、下請けのみの仕事から自社工事でリスクを分散しながら利益率の高い仕事を増やしている企業も増えています。
建設業のSEO対策を成功へ導く準備
SEO対策を成功させるにはどのような準備が必要か?
ホームページ制作からSEO対策まで約12年の経歴がある私が、もしも建設会社を経営する立場だったら何に注意してホームページ制作会社を選びSEO対策を始めるのか。ご紹介します。
SEO対策は、お問い合わせにつながるキーワード選定から
SEO対策は、まずはキーワードを決めることから始めます。
検索エンジンは、「このホームページはこのキーワードで上げてほしいのかな?」という判断をホームページ内の文章から判断しています。
なので、「このキーワードで順位を上げたい」と決めて文章やタグを設定する必要があります。
多くの場合、ホームページ制作会社に依頼することになると思いますが、
その際「このキーワードは月間で何回検索されていますか?」と聞いてみてください。
ちなみに…
「トップページは会社名でSEO対策しましょう」という制作会社もあるようです。
そのような制作会社はSEO対策を知らないので、SEOで上位表示したい場合は他の制作会社に変更することをおすすめします。」
キーワードを意識し、わかりやすくセールス力のあるホームページを制作する
どのページをどのキーワードで上位表示を狙うか。SEO対策はコンテンツとセットで考える必要があります。
「名古屋 リフォーム」で検索した人に対して、どんなページを用意するのが良いのか?
キーワードを意識しながら、わかりやすくセールス力のあるページを用意しましょう。
もちろん、全てのページでSEO対策をする必要はありません。
お客様の行動を想定して設計すると見込み客がホームページを閲覧する滞在時間や満足度が上がり、SEO対策にも好影響を及ぼします。
SEO対策の基本は1ページ1キーワード。
SEO対策は、基本的に1ページ、1キーワードです。
この考えはトップページ、サブページ共通です。
「札幌 外構」
「札幌 エクステリア」
「山口 外壁塗装」
「山口 外壁塗り替え」
これらは言葉は違いますが意味は同じです。
建設業のホームページでSEO対策するならどんなコンテンツが必要?
では続きまして、建設業のホームページでSEO対策するならどんなコンテンツが必要か?
ご紹介していきます。
制作するべきページ
建築・土木など共通して制作するべきなのは次のようなページです。
- サービスを案内ページ
- 施工事例集
- お客様の声
- FAQページ
- 会社概要
- 社長の挨拶
- スタッフ紹介
基本的に見込み客が知りたい情報や、企業として見込み客にアピールしたい情報を掲載します。
特に目新しいページは必要ありませんが、この辺りは同業他社のホームページなど見ながら参考にするのも一つの方法です。
顔出しは必要?
ホームページに社長やスタッフの顔出しは必要か?という議論がありますが、基本的に顔出しは必要です。
というのも、最近は顔出しが当たり前になっているからです。
社長やスタッフの顔が見えているホームページと、人の顔が一切見えないホームページでは、見込み客の印象や親近感が変わるからです。
見込み客は検索結果から、わずか数分で数十社の比較ができてしまいます。
しかし、その中で最終的に選ばれるのは1社です。
料金や施工費用の目安は必要?
建築も土木業も、工事単価から価格を算出するのって難しいケースが多いですよね。地盤やお宅の状況、新築なら家によってケースバイケースですし。
料金的な目安はあっても良いですが、どうしても価格を載せる必要は感じていません。
私のクライアントさんのホームページでは価格を載せていないケースが多いです。
価格を載せるうえで注意したいのは、意図せず安売りにならないよう注意すること。料金と一緒に「最安値」とか「価格に自信があります」とアピールしてしまうと
- 価格でしか比較されない
- とにかく安い業者を探している
という見込み客ばかり集めてしまうことになるので注意しましょう。
ブログは必要か、事前の検討が必要
企業ホームページで「ブログを更新しましょう」という制作会社が多いようですが、この点も慎重に考える必要があるでしょう。
よく見かけるのが「ホームページをリニューアルしました」という更新のみで止まっているケース。
更新しない・またはできないなら、最初からブログを更新しなくても良いようにホームページを設計するべきです。
SEO対策は運用が大事!制作後のホームページ運営5つのポイント
ホームページ制作会社のWEBサイトを見ていると、「SEO対策済み」というワードを目にすると思います。
しかし、SEO対策というのは、制作後の運営の方が大事だったりしますので、ここからSEOを成功へ導くホームページ運営のポイントをご紹介します。
SEO対策はおおまかに3つのポイントで検証する
SEO対策は主に
- 内部SEO対策
- コンテンツ
- 外部SEO対策
の3つの要因から評価されます。
多くのホームページは、制作したらあとはそのまま。という場合が多いですが、検索順位の動向を見て、修正や改善点はないのか検証する必要があります。
改善するべき内容は改善していきましょう。
選定したキーワードの順位を把握する
ホームページ制作後に検証をしましょう。とお伝えしましたが、そのためにも「今、ホームページの順位は何位なのか?」把握しておかなければなりません。
- ホームページは新規で制作した場合SEO対策の効果が出るまで1年前後
- 既存のホームページをリニューアルした場合6か月前後
が、一つの目安になります。
経過を見ながら検証するうえでも、最初に選定したキーワードで検索順位はどこに位置しているのか常に順位チェックを続けてきましょう。
どんなキーワードからアクセスがあるのかチェックする
ホームページにどんなキーワードからアクセスがあるのか?
この辺りも確認すると良いです。
最初に選定したキーワード以外からアクセスがある
ということは珍しいことではありません。
また想定外のキーワードでアクセスがあるなら、そのキーワードに対応したコンテンツに作り直すか、または新たにコンテンツを制作するなど対応するとアクセスを増やすことに繋がります。
どんなキーワードで上位表示されているのか。
Googleのサーチコンソールという無料ツールで調べることができますので、順位動向と一緒にキーワードのチェックも行う必要があります。
CVに繋がった流入経路を把握し、検証と改善を行う
CVとはコンバージョンのことで、建設業のホームページであれば「お問い合わせ」がCVに該当します。
見込み客がどのページを見てCVに繋がったのか、流入経路を把握することで施策を打つ際の参考になるでしょう。
もちろん、見込み客に「どのページを見て申し込まれましたか?」ということを聞き取りするのもおすすめです。
分析するとキリがありませんが、見込み客の満足度の高いホームページを目指す必要があります。
被リンクを獲得する
被リンクとは、他のホームページやブログから、あなたのホームページに向けた紹介リンクのことを指します。
主に外部SEO対策というとこの被リンクを指します。
だったら、ブログとか他にホームページを立ち上げてリンクすればいいのでは?
と考える方もいらっしゃると思いますが、
Google先生としては「自作自演の被リンクはNG」としています。
自作自演のSEOは最悪ペナルティを受けて検索順位の圏外に飛ばされることもありますので注意です。
被リンクのSEO対策はケースバイケースですので簡単に語るのは難しいのですが、まずは取引先や所属している団体など、自然な形でリンクを獲得しておきましょう。
SEO対策の状況把握や分析に役立つツール
ここまで建設業のホームページでSEO対策するポイントをご紹介してきましたが、SEOの分析や検証を行う上で便利なツールをご紹介しておきます。
Googleサーチコンソール
Googleサーチコンソールはその名の通り、Googleが提供する無料のツールです。
- どのキーワードでアクセスがあるのか?
- ホームページにエラーや問題点はないのか?
- どのWEBサイトから被リンクを受けているのか?
など、様々な情報を教えてくれます。
また、サーチコンソールにサイトマップ(XML形式)を送信することで、検索エンジンにホームページの構成や各ページのコンテンツを把握させることもできます。
ホームページを制作したら必ず利用するべき必須ツールです。
Googleアナリティクス
Googleアナリティクスも無料のツールです。
サーチコンソールとの違いは、アナリティクスはホームページ内の解析ができるツールです。
- アクセス数
- PV(ページビュー数)
- 端末別(PC・モバイル・タブレット)
など訪問者の行動や人気ページなどユーザーの傾向を知ることができます。
サーチコンソールと合わせて導入推奨のツールです。
検索順位チェックツール
Google検索は常に順位が動いていますので、日々の動向をチェックしておくことをおすすめします。
- 何か施策を打った際に順位がどう変動したのか?
- 新しいページを追加した際の順位の把握
など、そもそも順位を把握していなければ答え合わせもできません。
検索順位の把握におすすめなのは
どちらも無料で利用できますが制限があります。
利用方法によって料金が変わりますので詳しくは公式サイトをご覧ください。
※GRCをマックで動かうす場合はアプリが必要です。(⇒MacでGRCを利用する方法)
ヒートマップ
参照:ミエルカ公式
ヒートマップとは、WEBサイトへ訪問したユーザーの行動を可視化してくれるツールです。
- どこで読むのを止めているユーザーが多いのか?
- どこをクリックしているのか?
- じっくり読まれている部分、逆に読まれていない部分
など、ホームページ内の各ページを細かく検証するうえで役立ちます。
ヒートマップはこの2つが有名です。
どちらも費用がかかりますが、1ページのみであれば無料で利用できます。
分析に便利なWordpressプラグイン
WordPressを利用したホームページも多いと思いますので、ここで分析に便利なWordpressのプラグインをご紹介します。
ヒートマッププラグイン
先に紹介した有料のヒートマップに比べ精度に関しては少し疑問も感じますが、無料で利用できます。
アクセス状況がわかるプラグイン
SEOに役立つ分析ツール。迷ったらコレ!
分析ツールもこだわり始めると様々で迷ってしまいますよね。
まずはGoogleが提供している
この2つを導入しておくと良いです。
SEOの分析や効果の検証をするにはデータを蓄積する必要がありますので、ホームページを制作した段階で導入しておくことをおすすめします。
建設業がSEO対策会社やホームページ制作会社を選ぶポイント
検索順位を上げるSEO対策の方法や考えを色々とお伝えしてきましたが、なかなか自社でSEO対策をおこなうのは難しい場合もあり、中には専門業者に依頼したいと考えている方もいらっしゃるでしょう。
最後に、SEO対策を依頼する場合の選び方や、注意点などご案内しますので参考にどうぞ。
建築・土木業の知見がある制作会社に依頼する
ホームページは、見込み客があなたの会社を知る窓口になります。
言わばネット上の「営業マン」になりますので、
あなたの業種・業界の知見がある制作会社に依頼するのがおすすめです。
その業界のことを知らない人が「ホームページってこんな感じでしょ」という当たり障りの内容で、お問い合わせを増やすのは難しいです。
簡単に比較できるインターネットだからこそ、選ばれたい人を絞ってしっかりアピールする必要があります。
建設業界でSEO対策の実績がある業者に依頼する
実際に建設業でSEO対策の実績がある業者に依頼するのがおすすめです。
その理由の一つとしてSEO対策は、技術的なことだけでなくホームページを閲覧したユーザーがその内容に満足しているのかという点も大事になってきます。
- 読まれている内容か?
- 成約に至っているのか?
- クリックされているか?
など、クリック率や滞在時間なども長期的にみると評価基準になって来るからです。
業界やあなたの会社の事情だけでなく、お客様のことまで理解する必要があるのですでに知見や実績のある業者に依頼する方が確度は高いです。
SEO対策も手がけているホームページ制作会社に依頼する
ホームページといえば「SEO対策」というイメージからSEO対策をアピールする制作会社は多いですが、実は多くのホームページがSEO対策に失敗しています。
「ホームページさえあれば集客できる」と考えている人が多い。というのも一つの理由ですが、SEO対策できるホームページ制作会社が少ないというのも理由です。
- ホームページを制作
- 引き渡して終了
という制作会社はSEO対策まで行っていません。
SEO対策はホームページ設計・コピーライティング・競合調査・販売戦略など設計も大事ですので、制作からSEO対策までまるっと引き受けてくれる制作会社に依頼するのがおすすめです。
制作会社の中には月額5,000~20,000の管理費を徴収するサービスもありますが、SEO対策とは別のケースが多いので契約内容を確認しましょう。
さいごに
SEO対策は、検索エンジンから集客したいという企業ホームページなら必須といえますが、
あなたの地域で、SEO対策に力を入れている同業のライバル会社がどれだけあるのかに影響されます。
傾向としては人口・企業数に左右されるので、自社で難しい場合は専門業者に依頼することをおすすめします。
これからホームページの制作をお考えの建設業者の方は、まずは目的や役割を明確にして、対応できる制作会社やSEO業者を選ぶことをおすすめします。
もちろん、すでにホームページをお持ちの会社でもSEO対策は有効です。
ホームページは何度も修正出来て、いつからでもSEOをはじめられます。
SEOの実績の一部ご紹介
10位前後からSEO対策で1位を獲得
2020年10月リニューアルから2021年5月までの検索順位動向
SEO対策でアクセス数3倍に
ホームページ運用・WEB集客・SEO対策に関するご相談承ります。
御社のWEB担当として運用もお引き受けしております。
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