施工管理の仕事に興味をお持ちの女性へ。
でも…未経験だとこんな不安もありませんか?
- 施工管理って未経験でも転職できるの?
- 新卒や中途採用で施工管理の仕事に就ける?
- 女性が建設現場で働いてやっていけるかなぁ?
こちらの記事では、ハウスメーカーで3年の施工管理経験をしてきた私が、未経験から施工管理の仕事を始めた経験を交えてお伝えいたします。
戸建て注文住宅の施工管理を行っておりました。川浦と申します。
ここでは、私が実際に未経験で就職した施工管理の仕事について本音で語ります。
なぜ、未経験の女性に施工管理の仕事がおすすめなのか?
ばくぜんと「おすすめですよ」と言われても、なんだか疑わしいですよね。
なのでまずは、本当に未経験の女性にとって施工管理の仕事はおすすめなのか?
その理由をご紹介します。
人手不足の業界だから転職・就職しやすい
世の中はIT化やAI化がどんどん進んでいき、冷房や暖房が完備された室内でできる仕事も多くなってきました。
その影響もあってか、建設業界は深刻な人手不足の課題に頭を抱えています。
人手不足、特に若者不足という課題を抱えている建設業界は人材をものすごく欲しています。
今はIT関係のお仕事に比べると転職や就職がしやすく重宝がられ、且つありがたがられる時期かもしれません。
現場が明るくなる。
女性が現場に足を運ぶと不思議なことに現場が明るくなります。
『現場が明るくなる』ことに関して自分自身は特に実感はしてないのですが、現場に行くと99%と言っていいほど職人さんに言われます。。(笑)
1人の女の人がいるといないとでは現場の明るさが大分違うみたいです。
男の人は本能的に(?)、いや、動物的に(?)
女性がいると作業をいつもより頑張る傾向にあると職人さんや業者さん本人たちが言っていたので間違いないでしょう。
少しでもいい格好をしたいというのが男という生き物らしいです。(笑)
また、女性監督の数が増えると男性だけが得なわけではなく、女性監督間での盛り上がりも増してきます。
いるだけで現場が明るくなると言われて嫌な気持ちはしませんよね!
なので私は現場に行くのが大好きでした!(笑)
未経験でも女性を積極的に雇用したい建設会社が多い
現場が明るくなることも一つの理由になると思いますが、女性が現場にいるだけで作業員の作業能力が向上します。
多くの建設業の社長さん方と交流を持たせていただいていますが、ほぼ全員と言っていいほど上記のことをおっしゃいます。
加えて女性現場監督に現場を任せると会社の評価点が上がったり、役所仕事の入札(仕事を取ること)に有利になったりする利点があります。
他にも利用者やお客様からの視点も変わったりする理由の一つにもなるため、女性を現場に雇用したい会社は多くあります。
女性が施工管理の仕事する魅力とは
続いて、私の実体験を含めて女性にとって施工管理の魅力をお伝えします。
給料が良い。女性も男性と変わらず稼げる
施工管理は比較的給料が高めです。
新卒の初任給は約20万前後だと思いますが、私の周りの施工管理仲間は27万前後もらっていました。
それだけ責任や危険も伴うからだと思いますが、女性・男性関係なく稼ぐことができます。
また、資格や現場経験を重ねると給料に反映されるのも大きな魅力です。
施工管理は、力仕事ではない(誤解されがち)
ここは一番伝えたい部分ではありますが、施工管理は現場を管理する仕事です。
基本的には作業はしてはいけません。
それぞれのプロフェッショナルである職人さんが作業を行い、その作業が安全に行われているか、また、会社の規定通りきちんと行われているかを随意チェックし検査するのが仕事です。
時には、職人さんや業者さんに注意をすることも重要になってきます。
たまに重たい荷物を一緒に運んでほしいや少し手伝ってほしいと頼まれることがあると思いますがその時は臨機応変に。。。
施工管理は現場を管理し完工させるプロフェッショナルとして業務を全うしなくてはいけません!
建物が完成した時の達成感がある
建物が完成した時の達成感は、建設業に携わっている中で1番の醍醐味と言っていいのではないかと思います。
何もない敷地に図面通りの建設物が完成した時の達成感はものすごいです。
現場一つひとつに様々な物語があって、必ずと言っていいほど何かしらのハプニングが起きます(笑)
そのハプニングや問題を職人さんや業者さん、時にはお客さんと乗り越えて完成した時には計り知れないくらいの達成感があります。
「あの時の現場はしんどかったね」
「よくやり遂げたよね」
そんな話を後々職人さんたちと交わすのも、『頑張ってよかったな』と思える瞬間です。
自分が建てたものが地図に載ったり、飛行機に乗って上から発見した時の嬉しさはやりぬいた人にしか味わえない感覚だと思います。
実は、気配りができる女性の方が施工管理に向いている
私自身、女性は施工管理に向いていると思っています。
その理由の一つに、複数のことを同時に見る能力に長けている点です。
女性は元々、家の中に居て炊事洗濯などの家事をしながら育児までこなしていました。
あちこちに気を配り、小さいことに気づきやすいのが本能的に備わっている気がいます。
女性の細かな気遣いや俯瞰する能力が施工管理には重要だと思います。
(私にあったかは別…(笑))
現在、未経験・資格を保有していなくても就職できる
施工管理は資格がなくても就職することは可能です。
また、現場を担当することも可能です。
しかし、現場では現場代理人や施工管理技士の有資格者を現場に配置しなくてはしけないため、現場代理人や施工管理技士として現場を担当したい場合は資格取得が必要になってきます。
その場合でも、実務経験が数年必要になってくるので最初は資格がなくても就職・転職が可能です。
イメージが悪い?最近の建設現場の仕事を女性目線で答えます。
ここまで、未経験の女性にとって施工管理はおすすめの仕事なのか。
ということを、実体験を交えてお伝えしてきましたが…
建設現場での仕事について、女性なら不安な疑問について答えていきます。
施工管理はブラック企業が多い?!未経験者必見!!経験者が語るホワイト企業の見つけ方
ネットの情報を探していると、施工管理はブラック?という話をよく見かけると思います。
ただ、どんな業種でもブラック企業は存在しますよね。
現在、様々な建設会社と交流を持たせていただいている私の経験も踏まえて、ホワイト企業の選び方を3つのポイントでご紹介しますので、参考にしてみて下さい。
常にたくさんの人を募集している会社はブラック?!
常時多くの人を募集している会社は人の入れ替わりが激しい会社かもしれません。
建設業界は人手不足のため、求人を出している会社がほとんどですが、たくさんの人を募集している会社では教育体制やサポート体制がきちんと行われていない場合があります。
(会社規模による)
その場しのぎの人手をかき集めている可能性があるので、きちんと条件などを確認したほうがいいでしょう。
変に条件がいい会社もブラックかも…
条件が変にいいところは要注意です。
建設業界は現場の工期(工事を完成させる期間)を守るために時には残業がつきものです。
残業が全くない会社はありません。
『残業0』と謳っている会社は避けたほうがいいでしょう。
会社規模と現場規模が見合ってない会社
会社の規模がそれほど大きくないのに、竣工現場の数が多すぎたり規模があまりにも大きすぎる場合は過労になる可能性があるので避けたほうがいいでしょう。
キャパオーバーな仕事量を取ってくる会社で苦しめられるのは施工管理をおこなう私たち社員です。
働き駒のような扱いをされてしまう可能性があるので要注意です。
まとめ。未経験でも施工管理の仕事が女性に向いている理由
男女問わず細かい部分に気づくことができたり、現場でのコミュニケーションをしっかりとることは現場を潤滑に回す秘訣かもしれません。
大変なことも多いですが、それに上回る魅力がたくさんある仕事です。
この機会に施工管理に触れてみてはいかがでしょうか
それでは
今日も一日ご安全に!
建設業界のコミュニティを運営しています。
相談にも乗っていますのでお気軽にどうぞ
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