こんにちは。
はっしーと申します。
私は建築・土木業界で約15年ほど現場で働いてきました。
ここでは、土木作業員の定年問題について簡潔に取り上げてみます・
土木作業員に関わらず、舗装や造園、解体など土木業全般に共通する内容になっていますので参考にどうぞ。
土木・舗装の仕事は体力があれば続けられる
早速結論から言いますと、土木や舗装、造園、解体業などの現場作業員の定年に明確な基準はありません。
当然、会社によるので年齢による定年制度を設けている会社もあると思いますが…
では、ここから何歳まで続けられるのか。
どんなきっかけで定年するのか。
実際に見てきた傾向をご紹介します。
土木・舗装は年齢で定年より体力的な問題。
どちらかというと、年齢よりも体力的な問題で引退・定年するケースが多いでしょう。
造園や舗装を含む土木の現場作業は、肉体労働なので「何歳で定年」というよりも、体力的に現場仕事が難しくなれば引退するというケースが多いです。
また、近年は特に土木業界は人材不足が深刻なので、実際問題、現場で戦力になるなら年齢なんて関係ないと考えている企業も多いのではないかと思われます。
何歳で定年になるかは会社による部分もある
ただ、一律に定年の年齢に決まりはない。
という訳ではなく、
どちらかというと、大企業ほど定年制度が明確になっている場合が多いでしょう。
中小企業の多くは土木作業員の定年に明確な基準がない傾向にあります。
土木作業員の話しで、現場監督などゼネコンはまた別の話し。
ちなみに、土木作業員の定年の話しであって
現場監督など元請けの大手企業は定年の年齢が決まっています。
70歳を超えて土木・舗装の仕事をしている人もいる
私が過去に実際に一緒に働いた人には、70歳を超えてバリバリに働いている人もいました。
確か70代後半の人もいました。
しかも今まで一人や二人ではありません。
70歳を超えても若いヤツに負けないほどバリバリ働く人もいましたし、作業員を10人20人と抱える会社なら60代や70代の作業員が一人や二人いても珍しくありませんでした。
確か最高齢は76とか78だったかな。
80代は見たことありません。
他の業種で定年退職後に、土木作業員の仕事を始める人もいる
明確な定年の基準がない土木業界だからか、他業種で勤め上げて定年後に土木業で働き始めた人も実際に何人かいらっしゃいました。
運送業で働いていて定年した人とか、前職が工場で働いていた人と、そもそ60歳の定年まで作業服を着て働いたことが1度もなかった人もいましたね。
60歳から仕事を始めても土木や舗装なら63~65歳くらいには一通りの仕事ができるようになりますからね。
私の見た中では、若い頃から土木現場で働き続けていると少なからず腰を痛めている人が多いので、50代や60代から土木の仕事を始めた人の方が、60代70代で元気な人が多かったように感じていました。
年齢によって現場でできる作業には多少の制限が出る。
ただ、大きな現場では元請けが管理のもと新規入場者教育というものがあって、所属会社や住所、血液型や健康状態を提出するのですが、重機の運転ができなかったり年齢による作業の制限は出てきます。
土木は比較的年齢による制限は少ないと思いますけどね。
建築の場合は、65歳以上は足場の上に登ってはいけないなど、業種によっては厳しい制限も出てきます。
一般の住宅で仕事をするうえではあまり問題はなさそうですが…
さいごに
土木は60歳や65歳で定年があるのか。という問題についてご紹介してきましたが、
結局は、その会社による。
という部分が大きいです。
50代でも体を壊して止めていく人もいますし、年齢よりも仕事をこなせるかどうかが判断基準になる場合が多い傾向にある。というお話でした。
ただ、土木作業員を長く続けている人は、腰を痛めて続けるのが難しくなる人が多いので、若い頃から腰を大事にした方が良いですね。
後先考えずに「持てる」というだけで一人で重いもの持つ人多いですから。
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