こんにちは。
はっしーと申します。
私自身、建築・土木の業界で約15年ほど作業服を着て働いてきました。
今回、三和シャッター系列で働くシャッター(鋼製建具)職人に話を聞いたので、仕事や給料事情についてご紹介します。
- シャッターの工事業に関心のある方
- 建築業で技術を磨きたい方
- 将来独立したい方
は参考になると思います。
シャッター屋の給料。見習い・職人の給料事情
まず最初に、従業員として働くシャッター屋の給料事情についてご紹介します。
シャッター屋は他の建築業に比べて儲かる?給料相場
日給8,000~20,000円
月給20~40万
※インディード調べ
平均年収から見てシャッター屋の給料は高いのか?安いのか?
従業員としてのシャッター屋(鋼製建具)の仕事は、他の建築土木業に比べ給料が高いのかというと、高いとも言えないが安くはありません。
地域やその会社によっても違ってきます。
大工や型枠大工、塗装、設備、クロス、鳶、舗装・土木など、建築業の中で金額だけで見た場合、中間といえるでしょう。
日給制と月給制で募集している会社の割合的には半々程度
平均年収から見てシャッター屋の給料は高いのか安いのか?
国税庁が行っている平成29年の民間給与実態統計調査では平均年収が432万と算出されています。
建設業の平均は493万円と算出されています。
ただしこれは正社員の平均年収を算出したものです。
そして、この平均年収は上振れする傾向にあるので、中央値で見る方が現実的でしょう。
「平均年収」が高めになる理由としては
例えば平均年収が880万円と算出された場合
これでは実態と少しかけ離れた感じがしますよね。
平均880万なのに、5人中4人が500万以下なのですから。
では上記と同じ例で今度は「中央値」で見てみましょう。
中央値で見ると、シャッター屋は職人になるとわりと儲かる仕事。といえるのではないでしょうか。
シャッター屋に必要な資格
作業するうえであった方が良い資格は次の通りです。
- アーク溶接
- 研削砥石(サンダー)
- 低電圧
- 職長
- クレーン
- 玉掛け
- 高所作業車
国家資格として
サッシ施工技能士(2級1級)があります。
このサッシ施工技能士は
住宅や工場などガラス窓や網戸などサッシの施工技術を認定する国家資格
試験内容は学科と実務
2級は実務経験2年以上
1級は実務経験7年以上、または2級合格後2年以上
保守点検や防火設備の検査には下記の資格が必要
保守点検技術者(実務経験3年以上)
点検には保守点検技術者(実務経験3年以上)が必要で、
加えて防火設備の検査には
- 防火設備検査員
- 1級建築士
のどちらかの資格が必要
シャッター屋って大変なの?
シャッターにも種類が沢山あります。
軽量なものから、電動で動く重量のあるもの。
その他、防火扉の施工、点検業務も仕事です。
実際に働いている職人の話しを聞くと、
体力的に…。というより
時間的に大変そうです。
シャッター屋で職人に育つまでの見習い期間はどれくらい?
軽量のシャッター(手で動くシャッター)は半年くらいで設置できるようになるようです。
倉庫や工場などに設置されている中量級・重量級のシャッターは3~5年かかるのが一般的な目安。
シャッター屋って残業は多い?
シャッターは、商業施設やテナント、工場、倉庫など様々な施設に設置されています。
メンテナンスや改修工事は、それらの営業時間外の作業になることが多く残業もそれなりにあるようです。
シャッター屋は夜勤ある?多いの?
新築物件の場合は基本日中の作業ですが、メンテナンスや改修工事はお店や工場・倉庫が稼働していないときに工事に入るので、夜間になったり土日など休日の仕事になることもあります。
夜間や日曜出勤が比較的多い仕事になります。
シャッター屋は独立しやすいのか。
シャッター屋(鋼製建具)の仕事は建築・土木業界の中でも独立しやすい仕事と言えます。
シャッター屋は独立支援体制が整っている
というのも、
業界大手の文化シャッターや三和シャッターで、独立支援を行っているからです。
請負で仕事を受けられて、文化シャッター・三和シャッターともに営業マンが仕事を受注し、独立した職人に仕事を流す体制が整っているようです。
シャッター屋として独立に関心のある方は下記のページをご覧ください。
シャッター屋の将来性は?
シャッターの仕事は、私たちがよく目にする車庫や倉庫のシャッターだけではありません。
ビルや店舗の出入り口
倉庫・工場・テナントなどのシャッターや防火扉
自動ドアや駅や公園・ビルなどのトイレのパーテーションなどもシャッター屋が施工します。
また、保守・点検業務もこなすので近い将来になくなるような仕事ではないでしょう。
シャッター屋に就職するならどんな会社が良いの?
シャッター(鋼製建具)の仕事は、地域にもよりますが何社も選べるほど求人はないでしょう。
文化シャッターや三和シャッターでは独立支援体制が整っていますので、個人事業や会社として起業して仕事をしている人が多い業界です。
- 会社に勤める
- 講習を受けて独立する
という最初から選択も可能です。
まとめ
いかがでしたか。
今回話を伺ったシャッター屋の職人は管理職という事もあって残業も多く、ときには夜勤もあり忙しいとのことでした。
独立している人は請負なので月収で100万以上稼ぐ人も珍しくないとか。
ただ、独立している人の中には、夜勤や休日の作業はせず収入もそこそこで働いている人もいるそうです。
独立した方が、自由なは働き方ができそうですね。
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