50代から建設業での仕事に就こうかと考えている方へ。
- 50歳で未経験でも務まるのか?
- 50代でも雇ってくれる会社はあるのか?
- 収入はどれくらいなのか?
50歳を過ぎて、新しい業種・業界へ飛び込むのは精神的にも負担が大きいと思いますが、「建設業の仕事」といっても業種は様々、仕事内容や稼ぎも様々です。
こちらでは50代、未経験で転職・就職するならどんな仕事があるのか?
収入やメリット・デメリットなど、そしてより良い就職先を探す方法などもご紹介しますので、参考にどうぞ
建設業への転職。50代から就職できる求人ってある?
50歳を過ぎると転職が難しくなる。というが世間一般的なイメージでしょう。
一昔前は40代にもなるともう転職は厳しい。
という見方もあったと思います。
しかし、近年は特に建設業界は深刻な人不足です。
様々な求人広告を見ていますが、建設業なら50代でも就職できる会社はあります。
未経験でも50代から転職できる?
若い人に比べると、やはり転職で選べる求人広告も少なくなります。
また、経験者の方が優遇されるのは仕方のないことですが、未経験でも歓迎してくれる会社もあります。
また、募集要項に年齢の記載がない会社でも、
案外、面接してくれる会社もあるはずです。
建設業は、それほど人材確保に困っている会社が多いです。
建設業の仕事の種類と給料相場。
ではここから、50歳以上、50代の未経験者の転職に向いている建設業をご紹介します。
塗装工
給料 | 日給8,000~18,000円 月給20~50万 |
仕事内容 | 塗装の仕事は建築のほか板金塗装や金属焼付塗装などもあります。 建築系は新築より壁や屋根の塗り替えリフォーム工事が割合的に多い傾向 |
内装業
給料 | 日給8,000~18,000円 月給16~60万 |
仕事内容 | 一般住宅からマンション、店舗などまで新築・リフォーム物件の床や壁などフローリングやクロスを手掛けます。 |
左官・タイル・ブロック
給料 | 日給8,000~18,000円 月給20~50万 |
仕事内容 | ガーデニングの平板や土留め、塀のブロック積みやインターロッキングの敷設など、コンクリートを用いた外構工事。 |
舗装工
給料 | 日給9,000~16,000円 月給20~40万 |
仕事内容 | 道路やマンション・店舗の駐車場や住宅の庭などのアスファルト舗装工事 |
造園
給料 | 日給8,000~16,000円 月給20~45万 |
仕事内容 | 公園の管理や宅地・緑地帯などの植樹や除草作業、または個人宅や街路樹の剪定・植栽など。 会社によって公共工事と民間工事。 |
解体
給料 | 日給8,000~16,000円 月給20~45万 |
仕事内容 | 一般住宅のほか工場や店舗、学校、病院など建物を解体する仕事。 |
土木作業員
給料 | 日給8,000~13,000円 月給16~30万 |
仕事内容 | 土木作業員は、道路工事のほかに橋(新設や耐震補強)・トンネル・河川・ダム・道路(国道・道道など)・下水道・ゴルフ場など多岐に渡ります。 |
警備員
給料 | 日給8,000~10,000円 月給16~25万 |
仕事内容 | 建設系の警備員は、建築現場の出入り口の警備や道路工事の誘導など。他に店舗やイベント警備なども。。 |
大型ダンプ
給料 | 日給8,000~15,000円 月給20~35万 |
仕事内容 | 応募条件に大型免許が必要になりますが、土木・舗装の現場に土やアスファルトなどの骨材を運搬する仕事。。 |
※給料は求人サイトを参考。地域や会社によって変わります。
土木業と建築業の仕事の違い
建設業の中でも、土木と建築は働き方や将来の独立の仕方が変わってきます。
向き不向きもあると思いますので、土木と建築の違いをここでご紹介しますので参考にしてみて下さい。
土木業は複数人で仕事をするのが基本
土木系は、土木・舗装・造園・解体などの業種がありますが、基本的に現場の施工は2~5人。多い場合は10人以上で1つの現場をこなします。
グループで働く仕事です。
未経験者は土木や舗装であれば4tダンプの運転やスコップ、一輪車(ネコ)で土やアスファルトの運搬などが主な仕事になります。
解体工事は重機の手元やダンプでの運搬など。
手元や雑用をする人材も必要なので、建築系より土木系の方が採用のしてくれる会社が多いでしょう。
建築系は、一人親方も目指せる
建築系は、大きな工事を受注し会社として職人をたくさん抱えている企業もあれば、一般住宅に関わる仕事は一人親方として独立している業種も多いです。
5年から10年で職人へ
基本的にどの業種も5年から10年で職人といわれるようになりますが、本人の努力と会社によって大きく変わってきます。
積極的に育ててくれる会社もあれば、いつまでも手元のような下っ端仕事しかさせてくれない会社もありますので、見極めが必要。
50代から働くのにおすすめしない建設業の業種とは
現場の仕事は体力を使いますから、最初は筋肉痛になったりツラいと感じることもあると思いますが、3ヵ月もすると体は慣れます。
しかし、とび職は若い人が多い傾向にあります。
あとALCや石工は、一つひとつ重いものを持ち上げるので、ガタイの良い人が多い傾向にありますが、年齢とともに腰を痛めてコルセットを巻いている人も多いんですよね。
筋力に自信があったとしても、50代からの転職はあまりおすすめしません。
70歳以上は足場に登れない現場も
現場の仕事は手に職がついて体が動けば、70代でも働いている人がいます。
しかし、ビルやマンションなど大きな現場では足場に上るのに年齢制限がある場合も。
シニア世代になっても続ける意思があるなら、内装系や土木系が良いかもしれません。
50代から現場で働く建設業のメリット
50代から建設現場で働くメリットをご紹介します。
未経験でもある程度稼げる
建設業はほとんどの業種で、未経験でも20万以上は稼げます。
職人になれば業種によって30万~50万くらいは稼げるでしょう。
飯が旨い
汗かいて働くのでご飯が旨いし、仕事終わりの酒も旨いです。
手に職がつく
手に職がつくので、自信に繋がるでしょう。
また、どこも人手不足ですから同業種での転職もしやすいです。
一人親方として独立や起業も夢じゃない
建築系は10年くらいで独立する人も割と多いです。
定年を気にせず70代まで働ける
独立している人はもちろん、明確に何歳に定年と定めている会社は少ない印象。
80代の人は見たことありませんが、70代でも現場で働いている人は見かけます。
50代から現場で働く建設業のデメリット
続いて、40代から建設の現場で働くデメリットにも触れておきましょう。
体が資本
現場仕事は体が資本です。
サラリーマンだって体を壊せば働けなくなるのは同じですが、日給月給の場合だと1日1日の働きで給料が決まるので、休むと収入が途絶えます。
日雇いの会社もある
建設現場の仕事は、日給月給のいわゆる日雇いと月給制の正社員雇用を行っている会社でわかれます。
日給月給制だと社会保険などの福利厚生もないため、正社員雇用の会社を選びたいところですね。
より良い求人情報を探すために
最近では、ネットで求人エージェントが仕事を見つけてくれるサービスがあります。
求人誌や無料の求人広告だけでは、情報も多いけど詳しい実情が分かりにくく、なかなか1社に決められないと感じている方も多いでしょう。
そのような方に、あなたに合った求人を見つけて転職を支援してくれるサービスがあります。
無料なので登録しておくと良いかもしれませんよ。
まとめ
いかがでしたか?
50代の転職は、年齢的に難しい…というよりも、気持ちの問題かもしれませんね。
また、求人広告を見ると沢山ありますが、建設業は朝が比較的早いですから通勤のしやすさも大事です。
自分に合った会社や好条件の求人を探すなら、転職エージェントに登録してみるのもおすすめです。
無料ですし、エージェント経由の求人は、募集している会社が求人にお金を掛ける意思がありますから、人の大切さを知っているはずですから。すでにネット上に出ている求人より良い条件で見つかるかもしれませんよ。
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