こんにちは。
はっしーと申します。
このページでは管材屋について、その仕事内容と儲かるのか?キツイ点は?
など、実際に中小企業の管材屋で働く友人に話を聞いたのでご紹介します。、
管材屋で働こうと思っているけど、どんな仕事?
と関心のある方は参考にして頂ければと思います。
管材屋ってどんな仕事?
管材屋とは、
- 管工機材
- 住宅設備機器
- 空調機器
- 機械工具
などの卸売り販売を行う建設業界の商社です。
商社とは
商社について少し触れておきますと
その商社は主に2つの事業形態があり
- 総合商社
- 専門商社
に分かれます。
管材の専門商社として、
住宅設備や空調機器、配管や衛生陶器などの建材・エクステリア系商品を扱うのが管材屋。
簡単にまとめると、
水道・空調に関わる商品を扱うのが管材専門商社
管材屋の大手では渡辺パイプが有名です。
管材専門で扱う専門商社と、住宅系設備機器をトータルで扱う商社もあるので「管材屋」とひとくくりにするのは難しいです。
管材屋はどんな商材を扱っている?
管材屋は、
- 上下水道の給排水管や継ぎ手・マンホールやフランジなど
- 給湯器(ボイラーなど)
- 衛生陶器(トイレ・洗面化粧台など)
- ユニットバス
をハウスメーカーや設備屋・水道屋、舗装・土木などの業者に販売しています。
水回りのみの商社とガス管や建築資材など手広く扱う管材屋に分かれるようです。
【目安】管材屋の給料、年収はどれくらい?
月給:18~40万
年収:300~500万
※インディード調べ。
管材屋の具体的な仕事内容とは
管材屋の主な業務内容は主にこのような部署に分かれます。
- 資材搬入・運搬
- 業務
- 営業
- 経理・事務
今回話を聞いたのは中小企業の管材屋です。
その会社によって多少違いがありますので参考までに。
それでは、一つひとつ見ていきましょう。
資材搬入・運搬
倉庫に資材を搬入し、運搬までの業務
運搬とは発注があった建設現場へ直接、配管やトイレなどトラックで運び込みます。
単発で搬送会社を使う場合もあるそう。
また、大手管材屋では搬送会社と業務提携しているケースもあるようです。
業務
業務とは、
資材管理と直接管材屋を訪れる客に対して商品を用意して売り渡す業務
先に紹介した資材搬入・運搬業務とかぶる部分でもありますが、運搬作業はなく倉庫を管理するのがメイン
営業
営業はルート営業がメイン。
建築・土木業界は、縦の繋がり、横の繋がりが特に強い業界でもありますから、新規営業はなかなか難しいそう。
話しを聞いた会社ではメインはルート営業で、新規開拓はほとんどないそうです。
経理・事務
一般的な経理・事務仕事です。
管材屋は出張や残業ってあるの?
管材屋の業務時間や出張・残業はあるのか?
聞いてみました。
仕事開始は8時で、残業はあっても1~2時間程度
出張のある仕事ではありませんが、
大手管材屋で複数地域に営業所をもっている場合、転勤がある場合も。
管材屋ってきつい?つらい点は?
管材屋はどんな点が大変なのか。
きついとかつらいと感じたことを教えてもらいました。
- 商品の種類が多く覚えるのが大変
- 時には急な運搬業務
- 棚卸が大変
主に次の3つだそうです。
それでは一つひとつ見ていきましょう。
1.商品の種類が多く覚えるのが大変
仕事ですから扱う商品を覚えるのは当然としても、
継ぎ手や小さなボルトまで商品の種類が多いこと。
そのうえ、同じ用途の商品でも製造メーカーが違うと名前が違います。
また、お客(職人)さんの中でも統一されていないので、人によって同じ商品でも言い方が違うのが最初慣れるのに時間がかかるようです。
2.時には急な運搬業務
建築現場への運搬には、工事が進む中で足りない部材が出てきたりするのはあるあるです。
そんな現場に対応するために、「明日使うから今夜中に搬入しておいて!」といったような急な配送業務があるようで、残業になったり早出して早朝に搬送することもあるのが大変な点。
3.棚卸が大変
棚卸は管材屋だけの業務ではありませんから、ならではの大変さではありませんが、
半年か、1年に1度
倉庫の中の在庫数と、パソコンの在庫数が合っているか確認する仕事です。
管材屋を辞める人ってどんな理由で辞める?
ついでに、管材屋を辞める人はどんな理由で辞めるのか。
聞いてみました。
- 対人関係
- 給料の問題
- 休みが少ない
それでは一つひとつ見ていきましょう。
対人関係
上司と上手くいかない、会社に馴染めない
など、対人関係は管材屋に限った話ではありませんが、対人関係が悪いのは仕事を続けるうえでの苦痛になりますので、大きな理由の一つ
給料の問題
大手の場合は、出世すると給料も良い傾向にありますが
管材屋という業種自体が、高収入を見込める仕事ではありません。
出世しても年収にしてやっと400万前後というのは魅力に欠けるのかもしれません。
休みが少ない
最近では完全週休2日を取り入れている管材屋が増えているようですが、
一昔前までは休みは日曜のみ、そのうえ残業も多かったようです。
給料が少ない、休みも少ない
というのが一昔前までの管材屋を辞める理由として少なくなかったそうです。
さいごに
ここまで管材屋とは、という内容でお伝えしてきました。
専門商社の中でも「管材屋」とひとくくりにするのは難しいようで、鉄鋼製品や空調設備、線材、木材なども一緒に扱っている商社もあり様々です。
現場で施工する仕事とは違いますが、建築・土木に関わる仕事として紹介しました。
なにか参考になる情報があったなら嬉しいです。
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